メニュー

甲状腺中毒症

甲状腺中毒症とは

甲状腺中毒症(Hyperthyroidism)は、甲状腺が過剰に活動し、過剰な甲状腺ホルモン(主に甲状腺ホルモンT4とT3)を産生する状態を指します。これにより、体内の代謝が加速することで、体内にさまざまな変化を引き起こします。

甲状腺ホルモンは、エネルギー代謝、体温調節、心臓の動作、消化器官の機能など、さまざまな臓器で働いております。甲状腺中毒症では、これらの働きが通常よりも速い速度で行われてしまうため、体内に様々な異常がみられるようになります。

甲状腺中毒症の症状

甲状腺ホルモンが過剰に働くと、交感神経が刺激され代謝が亢進します。
以下が、一般的な甲状腺中毒症の症状です。

  • 体重が急激に減少する
  • 心臓の動作が速くなる(ドキドキ脈打つ)
  • 食欲が増す
  • 尿意が近くなる
  • 不安や興奮感などの神経過敏が現れる
  • 通常の疲労感や倦怠感が感じにくくなる
  • 手の震えや体の震えが見られる
  • 月経周期の不規則さや異常な出血が生じる
  • 体温が上昇することがあり、暑がりになる
  • 筋力が低下する
  • 眼球が突出する

これらの症状は主な症状であり、個人差があります。しかし、放置すると重篤な合併症が生じる可能性がありますので、少しでも違和感を感じている方は一度医療機関で血液検査を実施し、甲状腺ホルモンの数値を確認しましょう。
症状で不安を抱えている方はまずは受診していただき、ご相談ください。

web予約はこちら電話予約:042-666-6080

バセドウ病の治療

バセドウ病の治療には、下記のようなものがあります。

薬物療法

バセドウ病の治療には、甲状腺ホルモンの過剰生産を抑える薬(抗甲状腺薬)が使われます。抗甲状腺薬は、甲状腺が過剰にホルモンを作り出すのを抑制し、症状を軽減するのに役立ちます。また、ベータ遮断薬は、頻脈や手の震えなどの症状を和らげるのに使用されます。

放射線療法

放射線療法は、放射性ヨウ素を服用することで、甲状腺の一部または全部を破壊し、甲状腺ホルモンの過剰な生成を抑制するために用いられます。治療をうけた多くのケースでは、将来甲状腺機能低下症になる可能性があります。
妊婦さんや授乳中の方には行えません。

外科手術

甲状腺の一部または全部を摘出する手術が必要な場合があります。
特に薬物療法や放射線療法が効果的でない場合や、甲状腺が腫れて圧迫症状を引き起こしている場合などに行われます。

これらの治療法から、症状や状態に応じて適切なものを適用し、症状の管理や甲状腺機能の正常化を目指します。

web予約はこちら電話予約:042-666-6080

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME