心電図異常
心電図異常って放置すると危険!?
以下に当てはまる症状をお持ちの方は要注意
- 心電図異常を指摘された
- 最近、息切れが激しい
- 呼吸が苦しいときがある
- 心臓がドキドキする
- めまいがある
- 胸部に不快感や痛みがある
- 最近、疲れが取れない
上記の症状をお持ちの方、心電図異常の方は、不整脈など心臓機能に異常がある可能性が高く注意が必要です。一度当院にご相談くださいませ。
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心電図とは
心電図検査(Electrocardiogram: ECG)とは、心臓の電気的活動を体表の電極で検出して調べる検査です。心電図検査では心臓の様々な情報が得られますが、簡単に考えると、不整脈と虚血性心疾患、この2つをチェックする検査です。
心電図には、「正常」とされている波形記録があり、それに当てはまらなければ「異常」と判定されることになるわけです。しかし、「正常」波形ならば心臓に病気がなく、「異常」波形は心臓に病気を抱えている、と必ずしもなるわけではありません。
心臓は通常、規則正しいリズムで動いていますが、それは心臓で規則的に電気が発生して流れているからです。心電図検査で心臓のリズムが規則正しくない場合は、「不整脈」と診断されます。その他にも、「心筋梗塞」や「狭心症発作」のときには、心臓の電気的活動に異常が生じるので、異常波形が出現します。また、「心筋症」という心筋に障害が起きている疾患でも異常波形が記録されることが多くなります。
このように心電図検査で異常が指摘される際は、様々な病気が陰に隠れている可能性があるのです。皆様がご存じのように年間の死亡者数の20%程度は「心疾患」によるものです。心電図異常が指摘されたら放置せず、医療機関で精密検査を受けるようにしましょう。
心電図異常の主な原因
心電図異常の主な原因は、緊張・不安などによる交感神経の高まり、カフェイン・アルコールによる自律神経への刺激、疾患、薬の副作用など、さまざまなものがあります。
心電図異常が指摘されたときに考えられる疾患としては、不整脈、虚血性心疾患、狭心症、心筋梗塞、心肥大、心筋症、心不全、心房細動の他、甲状腺疾患、精神疾患、更年期障害などあげられます。
不整脈を放置すると
不整脈が進行してしまうと心不全に陥る可能性があります。
心不全とは、心臓の働きが悪くなることで、心臓から血液を全身に十分に送り出せない状態に陥ることです。不整脈の最初は発作性でありますが、そのまま放置してしまうと、病気が進行するに従い不整脈が終日継続する持続性心房細動という状態になってしまいます。 そうなってしまうと徐々に心機能の悪化が進み、心不全の増悪に繋がり、かつ同時に脳梗塞も引き起こし、突然死のリスクが上昇します。
当院で受診できる精密検査
健康診断で、心電図異常を指摘されたら、自覚症状の有無にかかわらず、医療機関で一度、精密検査を受けることをおすすめします。
心電図検査は、通常の健診では5〜10秒程度しか記録されないため、より精密な検査が必要となるからです。また、心電図異常と指摘されていなくても、自覚症状が強く、日常生活に大きな支障がある場合も、早めの検査・治療対象となります。
レントゲン
レントゲン検査では、不整脈の原因である疾患が発見できる他、肺癌、肺結核、肺気腫、肺線維症などの病気を診断することができます。
ホルター心電図
心電図異常が確認された場合は、ホルター心電図を受けていただくことがあります。
ホルター心電図は24時間の長時間にわたり、通常生活を行いながら心電図を記録する検査です。数分間だけの心電図検査では検出できないような、発作性の不整脈を検出するために有用です。当院で採用しているホルター心電図の機器は非常に小型であり、装着中は通常通りにお仕事をしたり、シャワーを浴びることも可能です。
心電図異常・不整脈と診断され、ご不安な方はホルター心電図でより詳しい原因を突き止めることが可能です。
CT
心臓CT検査は狭心症や心筋梗塞の高い診断能力があります。
患者様の体への負担の少ない検査にもなり、循環器疾患の診断および治療方針の決定に重要な役割を担っています。心臓CTが必要と考えられる場合には近隣の提携医療機関を紹介させていただきます。
心エコー検査 (心臓超音波検査)
心臓の構造や機能を詳細に観察するために使用されます。弁膜症や心筋症など、不整脈の原因となる他の心臓疾患を検出するのに役立ちます。
当院では、不整脈の早期発見・早期治療にも力を入れております。
症状が気になる方や心電図異常を指摘された方は、是非、一度ご相談ください。
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アクセス
東京都八王子市元八王子町3丁目2263-5
高尾駅北口よりバス (鍛冶屋敷)下車徒歩3分/西八王子駅より車10分