睡眠時無呼吸症候群
このような症状の方は危険!?
- 夜に熟睡できない
- 朝起きたときに疲れが取れない
- 日中に眠気が襲ってくる
- パートナーが寝息が大きい
- 起きた時に口が乾いている
- 頭痛がある
上記の症状は睡眠時無呼吸症候群の可能性が高いです。
睡眠時無呼吸症候群が進行すると、高血圧や心臓病、糖尿病などの生活習慣病のリスクが上昇します。
早期の対処が重要です!
クリニック田島では睡眠時無呼吸症候群の専門的な検査・治療が可能です。
まずは下記よりご予約ください。
睡眠時無呼吸症候群とは
睡眠時無呼吸症候群(Sleep Apnea Syndrome)とは、睡眠中に一時的に呼吸が停止することによって、十分な酸素が体に供給されない状態を指します。
通常、呼吸は無意識に行われるため、多くの場合、患者自身が無呼吸を自覚することはありません。
睡眠時無呼吸症候群は、主に2つのタイプに分類されます。
閉塞性睡眠時無呼吸症候群(Obstructive Sleep Apnea, OSA)
OSAは最も一般的なタイプであり、気道の一時的な閉塞によって呼吸が妨げられる状態です。
睡眠中に、のどや口の周りの筋肉の弛緩により、気道が狭くなるか閉じてしまい、空気の通り道が遮断されます。
無意識に自然な呼吸を再開するまで、数秒から数十秒間の呼吸停止が繰り返されることがあります。
中枢性睡眠時無呼吸症候群(Central Sleep Apnea, CSA)
CSAは比較的稀なタイプであり、脳からの呼吸指令が一時的に欠如することによって起こります。
呼吸中枢が正常に機能せず、自然な呼吸が停止することがあります。
睡眠時無呼吸症候群簡易チェックテスト
Epworthの眠気テスト
眠気の状態
うとうとする可能性は・・・
0:ほとんどない
1:少しある
2:半々くらい
3:半々より高い(いつも)
- すわって本を読んでいるとき(新聞、雑誌、本、章類など)
- すわってテレビを見ているとき
- 会議、映画館、劇場などで静かにすわっているとき
- 乗客として1時間続けて自動車に乗っているとき
- 午後に横になって、休息をとっているとき
- すわって人と話をしているとき
- 昼食をとった後(飲酒なし)、静かにすわっているとき
- すわって手紙や書類などを書いているとき
合計が13点以上は、睡眠時無呼吸症候群(SAS)の可能性が高いといわれています。
ただし、合計13点以下でも家族から睡眠中の呼吸停止や大きないびきを指摘されたり、日中強い眠気を感じたことがある人は睡眠時無呼吸症候群の可能性がありますので、一度簡易検査を受けていただくことをオススメいたします。
睡眠時無呼吸症候群を放置すると
睡眠時無呼吸症候群(SAS)は、日本では潜在的なものを含めると約900万人に達すると言われています。(※1)
ただいびきが大きくなるだけだと思われがちですが、放置すると非常に危険な状態になる可能性があります。
睡眠時無呼吸症候群が重症化すると
- 運転中にうとうとしてしまい事故を起こしてしまう
- 動脈硬化や脳卒中、心不全などの心血管疾患を合併するリスクが高くなる
など、さまざまなリスクを抱えています。
また、SASを治療しなければ将来的な生存率の悪化につながるという結果も出ています。
睡眠時無呼吸症候群の人は、糖尿病や高血圧、虚血性心疾患、脳血管疾患などの合併症のリスクが増加すると言われています。
中等度~重度のSASを無治療のまま放置してしまうと、日中の眠気を引き起こすだけではなく生存率にも影響してしまう恐れがあるのです。
運転中の眠気や睡眠時無呼吸症候群の疑いがある場合は、自己判断せず、医療機関で診断を受けるようにしましょう。
早期の発見と適切な治療により、睡眠時無呼吸症候群の重症化を防ぎましょう。
(※1)佐藤誠. II. 睡眠時無呼吸症候群 (SAS) の疫学. 日本内科学会雑誌, 2020, 109.6: 1059-1065.
睡眠時無呼吸症候群の原因
睡眠時無呼吸症候群は、さまざまな要素によって引き起こされることがあります。
以下は、睡眠時無呼吸症候群を引き起こす可能性のある要因の一部になります。
肥満
過体重や肥満の人には、気道が狭くなる傾向があり、OSAのリスクが高まります。
高齢
年齢とともに筋肉の弛緩が進み、気道の支持が弱まるため、睡眠時無呼吸症候群のリスクが増加します。
性別
男性に比べて女性の方が、睡眠時無呼吸症候群の発症率は低い傾向がありますが、閉経後に女性でもリスクが高まることがあります。
遺伝的要因
家族歴に睡眠時無呼吸症候群がある場合、遺伝的な要因によってリスクが増加することがあります。
喫煙やアルコール
喫煙や過度のアルコール摂取は気道を刺激し、睡眠時無呼吸症候群のリスクを高める可能性があります。
これらの要因は、睡眠時無呼吸症候群のリスクを増加させるものであり、個人の健康状態によって影響が異なることを理解しておくことが重要です。
上記症状に該当される方は一度、医療機関で簡易検査を受けてみましょう。
睡眠時無呼吸症候群の治療法
CPAP療法
就寝中にマスクを装着するだけの治療になります。 CPAP療法は、CPAP装置と呼ばれる特殊な装置を用いて、睡眠中の気道を開かせるための持続的な空気圧を提供する方法です。
この装置は、患者が就寝中に鼻や口に装着するマスクと、空気圧を調整するためのポンプから構成されています。
マウスピース療法
就寝時にマウスピースを装着するだけで、気道の開放が行えます。
装着感も比較的軽減されており、患者の受け入れや使用率が高いとされているものです。
しかし、症状が中等度以上の場合はあまり効果がないことも分かっています。
精密検査をしたうえでCPAP療法の必要性がないと判断した場合は歯科医院を紹介して、マウスピース療法を受けていただく可能性があります。
生活習慣の改善
肥満が睡眠時無呼吸症候群の原因となる場合、体重を減らすことが有効な治療法になることがあります。
健康的な食事や運動を取り入れることで体重を管理し、睡眠時無呼吸症候群の症状を改善しましょう。
CPAP療法導入の流れ
ステップ①:予約
睡眠時無呼吸症候群かもと思った方、自覚症状がないだけかもしれないので一度調べて起きたいという人は、webよりご予約ください。
ステップ②:問診、診察
事前にweb問診にご回答いただき診察を受けていただきます。
診察では簡易検査を行う可能性があります。
ステップ③:精密検査
患者様によっては簡易検査の次に精密検査を受けていただくこともあります。
精密検査は一泊の入院検査になります。
ステップ④:治療の選択
検査結果次第で適切な治療をご提案いたします。
当院では基本的にCPAP療法を受けていただくことが多いです。
ステップ⑤:使用するCPAP装置の選択
CPAPは、機種によりその機能やイベントに対する反応などに違いがあります。
状態や使用する方に合わせた装置をご提案します。
ステップ⑥:マスク選択
患者さんの顔に合うサイズや形を選択し、装着を確認します。
装着して空気が漏れない程度に軽くフィットするように、装着後の使用感を確認します。
ステップ⑦:治療開始+定期受診(1ヵ月毎)
CPAPの使用をやめてしまうと、SASの症状が起こってしまいます。
CPAP治療を継続しておこなっていただくことがとても重要です。
睡眠時無呼吸症候群かもと思ったら
睡眠時無呼吸症候群はいきなり命を落としたり、症状に出たりする病気ではないですが、放置していると前述したように生存率が下がったり、最悪の場合、居眠り運転で交通事故を起こすなど人に迷惑をかける形で出てきます。
後悔する前に一度、当院で診察・検査を受けましょう。
クリニック田島はお待たせ時間を削減するためにweb予約制度を取り入れております。
下記より24時間どこからでもご予約できますので、ぜひご活用ください。