過敏性腸症候群
「大事な会議の前に急にお腹が痛くなる」「通勤電車の中で何度も途中下車してしまう」といった悩みはありませんか。過敏性腸症候群(IBS)は、血液検査や内視鏡検査で目に見える炎症などの異常がないにもかかわらず、腹痛を伴う下痢や便秘が続く病気です。東京都八王子市のクリニック田島では、地域のかかりつけ医として、こうしたお腹のトラブルに真摯に向き合っています。当院は内科を専門としており、働く世代からご高齢の方まで、一人ひとりのライフスタイルに合わせた治療を提案いたします。高尾駅や西八王子駅、八王子駅からも通院圏内で、広い無料駐車場も完備しておりますので、お車でもお気軽にご来院ください。アットホームなスタッフが、皆さんの体調の相談をいつでもお待ちしております。
過敏性腸症候群(IBS)の主な症状と特徴
過敏性腸症候群の主な症状は、繰り返される腹痛や下腹部の張り、そして排便の異常です。大きな特徴として、排便を済ませると一時的に痛みが和らぐ傾向があります。しかし、その後しばらくすると再び症状がぶり返すことが多く、日常生活に大きな不安をもたらします。
具体的な症状としては、急に激しい便意に襲われることや、逆に何日もお通じが出ない状態が続くことがあります。また、お腹がゴロゴロと鳴ったり、お腹の中にガスが溜まって苦しくなったりすることもしばしば見られます。これらの症状は、特に緊張する場面や強いストレスを感じたときに悪化しやすいという傾向があります。
お腹の痛みの原因については「腹痛」のページを参照してください。
突然の強い便意に悩まされる詳細については「下痢」のページを参照してください。
お通じが出にくい状態については「便秘」のページを参照してください。
過敏性腸症候群を引き起こす原因と脳腸相関
過敏性腸症候群の正確な原因は完全には解明されていませんが、現代社会において最も大きな要因と考えられているのがストレスです。私たちの腸は「第二の脳」とも呼ばれるほど神経が密集しており、脳と腸は互いに密接に影響し合っています。これを脳腸相関(のうちょうそうかん)と言います。
何らかの精神的、身体的な負荷がかかると、脳から腸へ信号が送られます。過敏性腸症候群の患者さんは、この信号が過剰に伝わりやすくなっており、腸の筋肉が異常に収縮したり、腸の粘膜が痛みに対して敏感になったり(内臓知覚過敏)しています。また、不規則な生活や暴飲暴食、腸内細菌叢(腸の中の細菌のバランス)の変化も、症状を悪化させる要因となります。
八王子市周辺で働く方や子育て中の方など、ストレスの多い環境にいらっしゃる皆さんの体調管理を、私たちは内科の視点からサポートいたします。
過敏性腸症候群の4つのタイプ(病型)
過敏性腸症候群は、便の形状や症状の出方によって大きく4つのタイプに分けられます。ご自身がどのタイプに当てはまるかを知ることは、適切な治療法を選ぶための第一歩となります。
| 不安定型(交代型) | 腹痛や腹部の違和感と共に、下痢と便秘が数日おきに交互に現れるタイプです。交代性便通異常とも呼ばれます。予定を立てるのが難しく感じる方も少なくありません。 |
|---|---|
| 慢性下痢型 | 少しでも不安や緊張を感じると、すぐにお腹が緩くなり、下痢を引き起こすタイプです。神経性下痢とも呼ばれ、特に外出前や人前に出る直前に症状が出やすいのが特徴です。 |
| 分泌型 | お腹に強い痛みを感じた後、排便の際に大量の粘液が一緒に出るタイプです。腸の粘膜から粘液が必要以上に分泌されることで起こります。 |
| ガス型 | お腹にガスが溜まりやすく、おならが出そうになる、あるいは無意識に出てしまうといった症状に悩まされるタイプです。腸の運動を整えることで改善を目指します。 |
クリニック田島における過敏性腸症候群の治療
クリニック田島では、まず他の重大な病気が隠れていないかを慎重に判断します。他疾患の否定を行うことが、治療の第一歩となります。治療は主に、生活習慣の改善と薬物療法の二本柱で行います。
生活習慣の改善
まずは規則正しい生活リズムを整えることが重要です。特に以下の点に注意していただきます。
- 1日3食を規則正しく摂取し、特に朝食を抜かないようにする。
- 過度なアルコール、辛い食べ物、カフェインなどの刺激物を控える。(低FODMAPの推奨)
- 適度な運動を習慣にし、自律神経のバランスを整える。
- 睡眠時間を十分に確保し、脳の疲れを癒やす。
薬物療法
近年、過敏性腸症候群に対して効果の高いお薬が数多く登場しています。下痢型には腸の動きを抑える薬、便秘型には便を柔らかくして出しやすくする薬など、タイプに合わせて処方します。症状が落ち着き、安定した状態(これを寛解の状態と言います)を維持することを目指します。お薬の選択肢は多岐にわたるため、個々の症状に合わせて主治医が慎重に選定いたします。
漢方薬による治療
当院では、患者さんの体質や症状に合わせた漢方薬の処方も行っております。お腹の冷えを改善したり、ストレスによる緊張を和らげたりする効果が期待できます。西洋薬と組み合わせて使用することで、より高い効果を得られる場合があります。
過敏性腸症候群に関するよくある質問
| 検査で異常がないのに痛むのはなぜですか? | 腸の粘膜には傷や炎症がなくても、腸の「動き」や「知覚」に異常が出ているからです。これは自律神経の乱れが主な原因で、機能的な問題と呼ばれます。異常がないからといって、気持ちの問題だけで片付けられるものではありません。 |
|---|---|
| 完治するまでにどのくらいの期間がかかりますか? | 症状の程度や背景にあるストレスの強さによって異なりますが、数ヶ月かけて安定した状態を目指すのが一般的です。焦らず自分のペースで付き合っていく姿勢が大切です。一度安定しても、それが起こりやすい体質には変わりありませんので、治ったとは思わず、付き合っていくことが大事です。 |
| 食事で気をつけることはありますか? | 高FODMAP食と呼ばれる、特定の糖類を多く含む食品(小麦、一部の果物、豆類など)を控えることで症状が改善する場合があります。極端な制限は栄養バランスを崩す可能性があるため、まずは当院でご相談ください。 |
| 市販の整腸剤を飲んでも良いですか? | 整腸剤は腸内環境を整えるのに役立ちますが、専門的な治療薬の方が効果的な場合も多いです。市販薬で改善が見られない場合は、早めに内科を受診されることをおすすめします。 |
当院の内科全般の診療については「内科」のページを参照してください。
患者様へ
過敏性腸症候群は、見た目には健康そうに見えるため、周囲の理解が得られず一人で悩みを抱え込みやすい病気です。生活の質を著しく下げてしまう深刻な問題だと私たちは考えています。クリニック田島では、患者さん一人ひとりの「困っていること」にじっくり耳を傾けることを何より大切にしています。
八王子の地域に根ざしたクリニックとして、複数の医師が在籍しており、ご自身の相性や相談のしやすさに合わせて主治医を決めていただくことも可能です。また、スタッフはアットホームな雰囲気で、どんな些細な不安でも気軽に話せる環境づくりを心がけています。もし症状が重い場合や、精密な検査が必要な場合は、近隣の基幹病院とスムーズに連携をとれる体制も整っております。
24時間WEB予約やスマート診察券など、通院の負担を軽減するシステムも導入しております。高尾駅や西八王子駅、八王子駅からもアクセスが良く、お仕事帰りやご自宅の近くからでも無理なく通っていただけます。お腹の悩みから解放され、前向きな毎日を取り戻すお手伝いをさせてください。まずは気軽な気持ちで、一度ご相談にいらしてくださいね。お待ちしております。
当院への経路については「アクセス」のページを参照してください。
<このページの監修>
| 監修者 | 理事長 好川謙一 |
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| 専門医資格 |
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| 学位・その他 | 医学博士・産業医 |
