胆のう・胆管の病気(胆石・胆のう炎・ポリープなど)
八王子市の地域のかかりつけ医による胆のう・胆管の専門診療
クリニック田島では、東京都八王子市元八王子町にお住まいの皆様の地域のかかりつけ医として、胆のうや胆管に関わる様々なトラブルに対して親身な診療を行っております。胆のうや胆管は、肝臓で作られる消化液である「胆汁」を蓄え、運ぶ役割を担う大切な臓器です。食生活の欧米化に伴い、胆石や胆のう炎といった病気で悩む患者さんは増加傾向にあります。当院では、内科が専門である医師が、皆様の体調の変化にいち早く気づき、保険診療に基づいたわかりやすい説明を心がけています。高尾駅や西八王子駅、八王子駅からも通院圏内で、無料駐車場も完備しているため、お車での来院もスムーズです。お腹の痛みや違和感がある際は、些細なことでもお気軽にご相談ください。
胆のう・胆管疾患の代表的な症状
胆のうや胆管の病気において、最も代表的な症状は腹痛です。特に右上の腹部(右季肋部)からみぞおち付近にかけて、激しい痛みや重苦しさを感じることが多いのが特徴です。この痛みは、食事の後に起こることがよくあり、背中や右肩にまで響くような痛み(放散痛)を伴うこともあります。
腹痛以外に見られる主な症状には、以下のようなものがあります。
- 吐き気や嘔吐、食欲不振
- 発熱や寒気(炎症が起きている場合)
- 体が黄色くなる黄疸(胆汁の流れが滞った場合)
- 尿の色が濃くなる、便の色が白っぽくなる
- お腹の張り(腹部膨満感)
特に黄疸や高熱が見られる場合は、重症化している可能性があるため、早急な受診が必要です。当院では、お仕事帰りの方や忙しい世代の方でも受診しやすいよう、24時間web予約システムを導入しております。八王子エリアで急なお腹の不調を感じた際は、無理をせず専門の医療機関へ相談することをお勧めします。
腹痛の症状に関する詳細については腹痛のページを参照してください。
胆のう・胆管トラブルの主な原因とリスク要因
胆のうや胆管に病気が起こる大きな要因の一つは、胆汁の成分バランスの崩れです。胆汁には脂肪の消化を助ける働きがありますが、その成分であるコレステロールなどが結晶化して固まると、胆石となります。この胆石が胆のうの出口や胆管に詰まることで、強い痛みや炎症を引き起こします。
病気になる可能性を高める要素(リスク因子)としては、以下のような項目が挙げられます。
- 元々の体質
- 脂質の多い食事の摂りすぎ
- 肥満や急激な体重の変化
- 加齢に伴う臓器の機能低下
- 女性ホルモンの影響
- 喫煙習慣(胆のう炎との関連が指摘されています)
特に、40代以降の女性や肥満傾向にある方に多い傾向が見られます。また、糖尿病などの持病がある方は、炎症が起きても痛みを感じにくいことがあり、発見が遅れることがあるため注意が必要です。当院の内科では、生活習慣病の管理と合わせて、これらの内臓疾患の早期発見にも努めています。
当院の糖尿病診療については糖尿病のページを参照してください。
胆のう・胆管で見られる具体的な病気の種類
胆石症
胆石症は、胆のうや胆管の中に石(胆石)ができる病気です。石ができる場所によって、胆のう結石、総胆管結石、肝内結石と呼ばれます。石があっても症状が出ないことも多いですが、石が動いて管に詰まると激痛を伴う胆石発作を起こします。健康診断の超音波検査で偶然見つかるケースも多く、無症状であれば経過観察を行うことが一般的です。
胆のう炎(急性・慢性)
胆のうに炎症が起きる病気で、その原因の約9割は胆石によるものです。石が胆のうの出口を塞ぎ、細菌感染が加わることで発症します。急性の場合は、激しい腹痛と高熱、嘔吐が見られ、早急な治療や入院手術が必要になることもあります。慢性胆のう炎は、軽い炎症を繰り返すことで胆のうの壁が厚くなり、鈍い痛みが持続する状態です。
胆のうポリープ
胆のうの粘膜にできる隆起(できもの)の総称です。その多くはコレステロールが沈着してできる良性のコレステロールポリープですが、中には腫瘍性ポリープ(腺腫)や、早期の胆のうがんが含まれていることがあります。サイズが10mmを超えるものや、形状の変化が見られる場合は、精密検査が必要です。当院では超音波検査等を用いて、慎重に経過を観察いたします。
胆管炎
肝臓から十二指腸へ胆汁を送る胆管に、細菌感染や胆石の詰まりが生じる病気です。胆管炎は進行が早く、全身に細菌が回る敗血症などの重篤な状態に陥ることもあるため、非常に注意が必要な病気です。強い腹痛、発熱、黄疸の3つの症状(シャルコーの三徴)が見られた場合は、一刻も早く高度医療機関での処置が必要です。
その他の臓器に起因する腹痛については腹痛をともなう他臓器疾患のページを参照してください。
胆のう・胆管疾患の適切な治療法
胆のうや胆管の病気の治療は、症状の有無や病状の進行度合いによって異なります。当院ではまず、症状を詳しく伺い、血液検査や腹部超音波検査、腹部CT検査などを行って適切な判断をいたします。
1. 経過観察と内服薬による治療
症状のない胆石や、サイズの小さな胆のうポリープの場合は、定期的な超音波検査で経過を見守ります。胆石の種類によっては、石を溶かす成分のあるお薬(胆石溶解剤)を服用することもあります。また、痛みを抑える鎮痙剤や鎮痛剤、軽度の炎症に対する抗菌薬の処方を行うことも可能です。ただし、お薬だけで完全に石をなくすことは難しいため、定期的なチェックが欠かせません。
2. 手術による治療(外科的治療)
激しい痛みを伴う胆石発作を繰り返す場合や、急性胆のう炎、がんの疑いがあるポリープなどは、手術による胆のうの摘出が検討されます。現在は、お腹に小さな穴を開けて行う腹腔鏡下胆のう摘出術が主流となっており、患者さんの身体への負担が比較的少ない方法が選ばれます。手術が必要と判断される場合には、近隣の基幹病院とスムーズな連携体制を整えております。
3. 生活習慣の改善と食事療法
再発を予防し、症状を悪化させないためには、食事の管理が重要です。脂質の多い食事(揚げ物、霜降り肉、卵の黄身など)を控え、規則正しい食生活を心がけることが大切です。当院では管理栄養士による食事指導も行っておりますので、どのような食事を摂れば良いか具体的に相談したい方はぜひご活用ください。
当院の栄養指導については栄養指導のページを参照してください。
特定健診などで異常を指摘された方は健診異常の方へのページを参照してください。
胆のう・胆管の病気についてのよくある質問
Q1. 胆のうを摘出しても、その後の生活に影響はありませんか?
A1. 胆のうは胆汁を溜める袋ですが、摘出した後も肝臓で胆汁は作られ続けます。胆管がその役割を補うようになるため、日常生活に大きな支障が出ることはほとんどありません。ただし、術後しばらくは脂肪分の多い食事で下痢をしやすくなることがあるため、徐々に食事を戻していく工夫が必要です。
Q2. 胆のうポリープががんに変わることはありますか?
A2. 全てのポリープががんになるわけではありません。多くの場合は良性のコレステロールポリープですが、大きさが10mmを超えるものや、時間の経過とともに増大するものは、腺腫という腫瘍や早期がんである可能性が考えられます。そのため、定期的な超音波検査で大きさに変化がないかを確認することが非常に重要です。
Q3. 背中の痛みも胆石の症状なのでしょうか?
A3. はい、胆石症では背中や右肩に痛みを感じることがあり、これを放散痛と呼びます。単なる筋肉痛や凝りだと思っていたら、実は胆石が原因だったというケースも臨床ではよく見られます。内臓から来る痛みは場所がはっきりしないこともあるため、長引く背部痛がある場合は内科でのチェックをお勧めします。
Q4. 胆石を溶かす薬で石は完全になくなりますか?
A4. 胆石の種類(純コレステロール結石など)やサイズによっては溶ける可能性がありますが、全ての石に有効なわけではありません。また、薬を止めると再発する可能性もあり、治療には長い期間がかかることも多いです。石の大きさや症状の強さに合わせて、最適な治療法を一緒に相談していきましょう。
患者様へ
私たちは、八王子市にお住まいの皆様が何でも気軽に相談できるアットホームなクリニックを目指しています。胆のうや胆管の病気は、自分ではなかなか気づきにくいものです。「最近、脂っこいものを食べるとお腹が張るな」「背中が重苦しいのは疲れかな」といった、小さな違和感の中に病気が隠れていることもあります。
当院の強みは、内科の視点から全身の状態を把握し、糖尿病や高血圧などの生活習慣病管理と合わせて、消化器症状にも柔軟に対応できる点です。もし詳しい検査や入院が必要だと判断した場合には、近隣の基幹病院とスムーズに連携し、その後の病状の見通しまでを見据えたサポートを行います。スタッフ一同、働く世代の方からご高齢の方まで、皆様に優しい診療を心がけています。
「こんなことで受診してもいいのかな」と迷う必要はありません。私たちのクリニックは、そんな不安を解消するために存在しています。24時間web予約も可能ですので、お体のことで気になることがあれば、いつでも高尾のクリニック田島へお越しください。保険診療に基づいたわかりやすい説明で、皆様の不安に寄り添います。
当院へのアクセスについてはアクセスのページを参照してください。
<このページの監修>
理事長 好川謙一
日本内科学会認定 総合内科専門医
日本消化器病学会認定 消化器病専門医
日本内視鏡学会認定 内視鏡専門医
日本肝臓学会認定 肝臓専門医
日本炎症性腸疾患学会認定 IBD連携専門医
医学博士・産業医
